1.敏感な毎日 ー日常編ー

2/11
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/129ページ
食器を洗い、洗濯機の中にある洗濯済みの依頼をベランダに干す。 窓を開けると騒がしい外の音に目を瞑る。私の苦手なもの1つ目は、‘音’。雷のような自然の音もダメだけど、ざわざわした音も苦手。 すぐに干し終わり、中に入る。簡単に身支度を済ませ、洗面台の鏡で自分の姿を確認した。 落ち着いた茶髪は肩までまっすぐ伸びている。早く髪を切りに行きたい。よし、準備はオッケー! 私はある理由で家を出て一人暮らしをしている。3階建てのアパートの301号室。1Kだけど過ごしやすい。 カバンを持って、1番下の階に行く。駐車場に停めてある私の軽自動車に乗り、会社へと向かう。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!