intro

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音が一切聞こえない部屋でベッドに寝ている自分を見てる ここまで無音だと耳が疼くかと思ったが いくら耳を澄ましても疼く気配がない 何処でいつどうやってこうなったのか思い出せない、だけど不安な気持ちは一切なく、不思議な事に心地いい気分だ 酸素マスクに心電図 顔にはかすり傷 事故にでもあったか戦地にでも行って負傷した兵士のようなザマだ 機械を見ると69の数字と一定のリズムで波形が動いてる そんな自分を見てるって事は、幽体離脱中だろう。 窓には光が射してるけど日光の心地良さは無い 記憶にある日差しの感覚を思い出してみるが 呼び起こしたはずの感覚は味気なくてやめた 生きる事は自然を感じれる素晴らしさがあるって事を初めて思い知らされ 眠った自分を見ながら自然を感じられない虚無感に直面している
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