8人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
第六話 森林《もりばやし》くん!
何度か生徒会が開かれていく中で、生徒会のメンバー同士、先輩後輩関係なく、仲良くなっていった。
ヒジョ~~~ッに、言い流れだ!
どこかのタイミングで、赤井さんと、もっとお近づきになれないものかと、悩んでいた。
やっぱ、赤井さんから見りゃ、僕なんかは、まだまだ子供。それに加えて、弟の同級生。そんな風にしか、見てもらえていないんだろうな~。
男として、恋愛の対象として見てもらえるようになるには、どうしたらいいんだろう?
僕は、そんなことを思いながら、今回の生徒会に出席していた。
「……それじゃ~、今日の生徒会は、ここまでにしましょうか! みなさん、お疲れ様でした~!」
「お疲れ様でした~!」
生徒会長の赤井さんの締めの言葉で、生徒会が終わり、それぞれ会議室を後にする。そんな中、
「え~っと……、一年二組の森林くん!」
「あ、はいッ!」
「ちょっと残ってもらえますか~?」
「あ、はいッ!」
と、赤井さんに呼び止められた。
ー 第七話へ、つづく ー
最初のコメントを投稿しよう!