由美、お由美になる

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ある時、普段のように、舞の練習をしていると、お父さんが入ってきた。 「由美、最近、全然上達しておらぬぞ。気づいておるのか?」 お父さんに聞かれた。 「は、はい。気づいております、父上。しかし、自信が持てなくなってしまいまして…」 私、由美は一生懸命言い訳をした。 「由美は、自信がのうなると、こうなんのか?」 「えっ」 「由美、わしが、英語を習っとるのは、しっとるな」 「はい」 「そんなら、いいことを教えてやる。しっかり覚えとってな」 「はい!」 私は、この言葉を聞いて、自信がついたのだ。
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