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キリトス
『あ、あの書き終わりました』
そう言い、学生証と一緒に提出した
もちろんラアリクルも一緒に
受付嬢
『はい、承りました。登録まで少しお時間がかかりますので少々お待ちください』
そう言うと、手元のパネルを操作し始めた
素早い動作で操作している
受付嬢
『はい、登録完了しました。こちらが、ギルドカードです。このカードをギルドと提携している店舗にご提示していただきますと、通常料金の半額または無料でサービスを受けることができます。紛失した際には、早めにご連絡ください。手続きをし、再発行いたします。それでは、楽しい冒険者ライフをお過ごしくださいね!』
とても綺麗な笑顔で受付嬢は、カードを差し出した
新品のギルドカードを受け取る
そこには名前とランク、登録した日付が書かれている
キリトス
『おー!やっと手に入れた!これで俺も冒険者の仲間入りだぁ~!!』
嬉しそうにしているキリトスを眺めながら
ラアリクル
『ふふふっ、僕も嬉しい!じゃあ、さっそく依頼を受けに行こうか!』
新品のギルドカードを握りしめて、『依頼受付』に向かう
受付嬢
『こんにちは!こちらは依頼受付カウンターです』
キリトス
『えっと、この村の村長からの依頼を受けたいんですが…』
受付嬢
『ではギルドカードを見させていただいても、よろしいでしょうか?』
キリトス
『はい』
受付嬢は、さっとギルドカードに目を通すと
受付嬢
『すみません、大変申し訳ないのですが今のランクですとこちらのご依頼を受注することは出来ません。貴方様のランクはEランクですので、こちらのご依頼を受けるには、最低でもDランク以上が必要となります。』
ラアリクル
『あの、ランクってここで上げることは出来ないんですか?』
受付嬢
『Cランクまで、でしたらこの施設でランク昇格試験をすることが出来ます』
受付嬢は素早く、カウンターの下からギルド内の地図を出して説明する
受付嬢
『このギルド地下1階にて昇格試験を行っております。試験の申請はそちらで済ませることができ、人数が少なければすぐに行えますよ』
ラアリクル
『だってさ、キリ。ランク上げないとダメだって』
キリトス
『んじゃ、さっそく行ってランク上げて来よう!ありがとうございました!』
受付嬢
『はい、頑張ってきてくださいね!』
二人は目を合わせ頷くと、地下へと進む階段へと向かう
階段前には、丁寧に『ランク昇格試験会場はこちら→』と書かれた看板が立て掛けてある
ラアリクル
『さっきから思っているけど、凄い丁寧に案内してくれるよね~』
キリトス
『やっぱり初めて来る人とかいるからじゃない?だってさ、俺達も初めて来たけどめっちゃ分かりやすかったじゃん』
ラアリクル
『ありがたいね~』
キリトス
『ほんとそれな』
話をしながら階段を降りていくと石で出来たアーチがあり、そこをくぐると競技場に似た場所にでた
ラアリクル
『おー!学校の体育館よりも広いよ!』
キリトス
『それな!そして、めっちゃ声響くんだけど!』
そんな大興奮の二人に声をかける人が
???
『おい、ガキ共。見慣れないところだからってイチイチはしゃぐんじゃねぇよ』
振り向くと、40代くらいの男が呆れた顔でこちらを見ている
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