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日常~学校編~
学校は5つの塔から出来ており、それぞれ
1年生から5年生まで通うことになっている
1、2年生の頃は、読み書き、計算、魔法、剣術、薬品作り、生物学などなど基本となることを学ぶ
3年生からは、それぞれの得意分野に進み学んで行くようになっている
キリトス達は、今5年生で卒業試験をどうするか悩んでいる最中である
キリトスとラアリクルは、勢いを保ったまま 5つ目の塔の中央にある螺旋階段を駆け上がり3階の教室へと走る
キリトス
『やぁ、マスト、おはよう~。やっと着いたぁ~』
マスト
『おう!おはよう、キリトス!今日も遅刻ギリギリだなぁ~ははは!』
キリトス
『うぅ~、そんなに笑わなくても…』
ラアリクル
『ははは、本当に困っちゃうよ~』
キリトス
『ちょっ、ラアリまでぇ~』
マスト
『ってかさ、どうしていつもそんなに遅いんだ?』
キリトス
『どうしてって言われても……起きられないんだよ』
マスト
『あ、もしかしてさ、夜中になんかしてるの?』
友達のマストが、ものすごくニヤニヤしながらキリトスの方を見ている
キリトス
『はぁ?俺は何もしてねぇよ』
ラアリクル
『本当にぃ~?』
キリトス
『本当に何もしていません!』
マスト
『怪しい顔してるねぇ~?』
キリトス
『だぁぁぁぁっ!本当になっっんにもしてないから!変なこと考えるなよ!ったく』
ちょうど先生も来たので、適当に答えて自分の席に座ろうと走って行った
ラアリクル
『まぁ、キリトもいろいろ忙しいんだろうね』
マスト
『たぶん、あいつのことだから勉強とか密かに頑張っているんだと思うよ』
ラアリクル
『だろうねぇ。あいつ変なところで真面目ぶるから』
マスト
『それな~』
今日の授業は、剣術の実戦訓練と薬草の採取の仕方、暗号の書き方、調理実習、魔方陣の書き方と作り方という内容だった
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キーンコーンカーンコーン……
授業の終わりのチャイムが、学校に響き渡る
生徒達は、部活に行く人や帰る人、友達と話している人などさまざまだ
キリトス
『あぁ~やっと終わった~』
ラアリクル
『ねぇキリトス。今日は部活ある?』
キリトス
『えっとね、今日は無いよ』
ラアリクル
『本当!じゃあさ、最近出来たっていうアイスクリーム屋に行こうよ!すごく気になっているんだ!!』
キリトス
『いいよ!俺も気になっていたし』
二人は、話題のアイスクリーム屋の話をしながら学校を後にした
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