6人が本棚に入れています
本棚に追加
いざ、王国へ!~ラグ村編~
キリトス
『おぉ~!着いたぜ、ラグ村に!』
ラアリクル
『よし、とりあえず宿屋を探して、それから今後について考えることにしよう』
キリトス
『そうだな。ダートズ山脈の道がどうなっているか分からないし』
ラグ村はトリアスクと王国をつなぐ中継地で、ダートズ山脈を越えてくる人々や越えていく人々が休んだり、情報収集する場所でもある
ラグ村は、村というよりは小さな町と言った方が正しいだろう
建物は基本レンガで造られており、至るところに美しい花々が咲き並び、青空に樹木の緑が映える綺麗な町である
キリトス
『あ!あれが宿屋じゃない?宿屋の看板があるし』
ラアリクル
『そうみたいだね。さっそく部屋が取れるか聞いてみてくれない?どうやら、ここの宿屋でダートズ山脈の情報を見れるらしいから、僕はそっちの方に行くよ』
キリトス
『分かった!』
宿屋の少しコジャレた感じの扉を開けて中へと入る
受付嬢
『いらっしゃいませ!ようこそラグ村へ!』
中は、いい感じのバーの様な造りになっている中央に大きい木製のテーブルがあり、 テーブルには現在のダートズ山脈についての 情報がホログラムによって写しだされている
壁には四季折々のダートズ山脈の写真が、たくさん貼られさらにバーの様な雰囲気を醸し出していた
キリトス
『はじめまして!あの、今日泊まれますか?』
受付嬢
『かしこまりました!現在の予約状況を確認しますね………はい、現在2階に空きがございますのでお泊まりになれますよ!』
キリトス
『あ、じゃあお願いします』
受付嬢
『何名様でしょうか?』
キリトス
『2人です』
受付嬢
『かしこまりました、2名様ですね。2階の208号室へどうぞ!』
キリトス
『ありがとうございます』
受付嬢
『どうぞ、ごゆっくりお休みくださいませ』
そう会話を交わすと、受付嬢から部屋の鍵をもらった
キリトス
『お~い!ラアリ!部屋取れたよ~』
ラアリクル
『ん~、オッケー!』
キリトスが部屋の予約をしている最中ラアリクルは中央のテーブルに映るホログラムを見ていた
そこではダートズ山脈の様子を何人かが真剣な眼差しで見ている
キリトス
『どんな感じだって?明日には、行けそうか?』
ラアリクル
『うーん、それがさ今通行止めらしいんだ』
キリトス
『えっ!マジか…なんで通行止めになってるんだ?』
ラアリクル
『それがさ…なんでもグリーンゴブリンの群れが、道を塞いでいるらしいんだよ。どうして塞いでいるのかも原因不明で、今討伐・調査隊が向かっているんだってさ』
キリトス
『うーん、そっかぁ。早く届けたいんだけどなぁ。仕方ないね』
ラアリクル
『そうだね。今日はゆっくり休むとしよう!』
そう結論を出して、ふかふかのベッドでゆっくりと休むことにした
最初のコメントを投稿しよう!