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ダリアの言った通りルカは飛ぶ様な勢いで坂道を駆け下りて行く。
しかも全く息苦しくない。
隣を走るダリアも散歩でもしている様な顔に見える。
そして猛スピードで山道を駆け下りているにも拘わらずダリアは話の続きを始めた。
先ずそれはいきなり自分は人間ではないと言う突拍子もない告白から始まったのだが、実際にこの走りを体感してしまった以上、ルカはここに何等かの超常的な力が作用したと考えざるを得ないと思っていた。
そしてその力をもたらせたのはダリアに他ならない。
ルカはダリアの言葉を信じた。
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