熊がおちていく。
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気がつくと僕は、あの大きな岩壁に居た。 その岩壁の前に立っているとかではなく、正しく岩壁に居たのだ。 ゆらゆらと、岩壁と一体となった僕は、どうすることもできずに居た。 なんでここに居るのかは分からないけれど、きっと僕はもう”熊”ですらいられなくなってしまったのだ。 僕は僕の名前を失って、”熊”ですらなくなって、この岩壁から逃れることすら叶わずに、ゆらゆらとしているしかできないのだ。
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