彼氏の元カノがブスでした。

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「ううう。ごめんなさい、もう馬鹿なこと思わないし。先輩を信じるしい」  背中の服を掴むと、クスクス笑って幸せそうに振り返った。 「じゃあ、仲直りにキスしていい?」 「ええ……っ」  驚いたけれど、私は頬が熱くなる中、頑張って頷いた。 また私と先輩の上を電車が通過したけど、通過し終えるまで私たちはずっと口を重ねて、終わった後互いの顔を見て笑い合った。 先輩がくれた色付きリップがちょっとだけ唇に移っていて、それを鏡を渡して指摘したら先輩は真っ赤になった。 ああ、私はこの人を好きになってよかったと。 二度と馬鹿なこと思わないように、もっと先輩を好きな気持ちを大切にしようって思えた。 大好きな先輩と手をつないで帰りながら、そう思った。 終
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