Second magic

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馬車からおり校門を抜けると、大きな庭園があり先生らしき人が数人佇んでいた みんながそこに集まっていたので何となく並んで行った 「皆さん、新入生はようこそ、在学生はおかえりなさい 今年も新たな出会いや発見があるでしょう 学校の中を案内する前にこの学校の仕組みを軽く説明します 知っている人も多いでしょうがここは全寮制です 3つの寮にわかれ、その中でも学年ごとに寝室は別れています 主に2人部屋となっていますが成績で部屋のランクを変えれたり選択権も増えます 1番の特徴は授業やテスト、それだけでなく日常の中で個人個人にポイントがつきます そのポイントを使って嗜好品を買ったり部屋のランクを変えたりできるのです また、使ったポイントも含め寮ごとに1年を通して1番ポイントを貯めた寮には毎年ご褒美を用意しているので励むように」 「おおー!」 「ほんとうかよ!」 「頑張っていい部屋に住みたいなぁ」 ざわざわと期待に胸を膨らます声をかき消して校長らしき人が話し始める 「では諸君、早速だが寮わけをしようと思う 事前に分けられたブレスレットまたはネックレスのプレートに書かれている自分の番号を見て、その順番に前に出てきなさい」 「そういえば、この番号ってなんの順番なのかな、名前順ではなさそう… だって僕1番だよ?? おかしくない??」 「え、、 ほんとに言ってる? 1番って… これ、適性検査の優秀者順なんだけど… あ、呼ばれてるよ?」 え、?…ほんとに? 周りがザワザワとして僕を色んな感情の混ざった視線で見つめる 「では、この箱の中からひとつ引きなさい」 箱の中には硬いボールのようなものが入っているようだった 僕は適当に選んで出すと白い色の玉がでてきた 「ほう、めずらしい 白い色は好きな寮を選べる つまり、どんな適性もあるということです 君はどこがいいですか?」 寮については両親から軽い説明はされていた 紅の寮 【グルートセルム】 知性だけでなく身体能力もさることながら勇気や判断力も優れている 将来有望な退魔部隊や世界をとりまとめる重要な役職を目指せる適性のある寮 蒼の寮 【フレアクアーナ】 特殊な魔術を極める才能を持つ人が集まる 身体能力よりも知性がずばぬけている人が適正とされる 身体能力の分、植物学者や魔法学学者など専門的な知識を極めるのに適している 将来有望な専門職、学者、教授などの役職を目指せる適性がある寮 碧の寮 【アイゼンルチカ】 身体強化や変身術など身体能力系が得意とする人が集まる 知性より身体能力がずばぬけている人が適正とされる(脳筋と言われる理由はここ) 将来有望な役人や力仕事関係、変身術などでの異種間問題への取り組みなど主に役人や重役関係の役職を目指せる適性がある寮 ぼくは、せっかくなら紅がいいと思っていた 「ぜひ紅でお願いします!」 「わかった、では君は特待生だから最初のポイントと寮の情報をそのブレスレットに登録するね」 特待生と呼ばれる10番までの人には特別なポイントがつくみたいだった 1番の僕には10000ポイントと記されていた
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