Second magic

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目を開けると、そこはさっきの廊下だった 時間もそんなにたってなかった 「なんだったんだろう…」 そう言ってさっき触れられた額に触れた 「え…?」 ヌルッとした感覚があった というか、目を開けてからなにか変な感覚があった 壁があるのにその先が見える 相手の能力がわかる 言語が違う生き物だけでなく植物まで声が聞こえる 他にもいろいろ、すごい違和感を感じた 「もしかして…」 さっき言った魔玉には様々な伝説と謳われるだけの能力がある その中で有名なものの1つが 【第3の目】 どんな善も悪も1目で見分けられる え、いやいや、まさかね… 「ほんとだよ、あってるよ」 ボンッと目の前に現れたのはコロアだった 「僕の能力、多分もうわかってると思うけどそれ、めっちゃ強いから… あと、見た目…あんまり良くないんだね じゃあ、ちょっと変える」 そう言ってまた額に触れた 「これで、いい」 そう言ってコロアは消えた もう一度額に触れてみるとさっきみたいなヌルッとした感覚はなくガラスのようなツルツルとしたものがついていた 急いで部屋に戻って鏡を見てみる それは明らかにガラスでできた第3の目だった
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