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杖屋をでて、大通りに戻り、グリュッセル通りの小道に入るとそこに【キルフェのアニマルショップ】があった
中に入らなくても多くのペットを眺めることが出来る
店の看板であるグリフォンの剥製がじろりとこちらを向いた
「ようこそ、キルフェのアニマルショップへ」
そう告げられドアが空いた
このアニマルショップは世界中のどのショップにも勝る
種類も質も世界一を誇っていた
その名の通り、ここにいるどの生物も最高の環境で飼われていた
学校にもちこめるペットは
烏、フクロウ、猫、かえる、蛇だ
僕はずっとフクロウを飼ってみたかったからふくろうにしようと決めていた!
中に入ると、思ったより多くの動物たちで溢れていた
中には図鑑でしか見た事のないような伝説の生物もいた
フクロウがいるコーナーに行くと、僕はあるフクロウに一目惚れした
真っ白で光に当たると銀色のようにキラキラと光って
目は漆黒
この子しかいない!運命だと思った!
直ぐにその子と、契約を交わすことにした
「では坊や、君の杖を貸してご覧」
「珍しい杖だね、ではこの杖をこの子の足についている鉄輪に3回タップしてこう唱えるんだ」
「フォルトナン サブレミナ」
僕は3回鉄輪をトントントンとし
「フォルトナン サブレミナ」
契約の呪文を唱えるとフクロウの周りを青い炎が包んだ
そしてその炎は一瞬で消え鉄輪は藍色に変化した
僕はこのふくろうを【クリス】と名付けた
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