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First magic
1826年8月
「レオナルド!朝よ!早く起きなさい!」
朝からお母さんの声で起きる
毎朝きちんと目覚ましかけてるのに鳴る前に起こすんだから…
ちゃんと起きる時間も言ってあるのになぁ…
まだ眠っていたい気持ちを振り切って急いで着替えてリビングへ向かった
「おはようお母さん」
「おはようレオナルド
ご飯の準備してるから、手紙とか持ってきてちょうだい」
「わかった」
そう言って玄関へ行き郵便受けから新聞やら手紙やらをとる
今日も新聞は元気だ
どう元気かって?
文字通りだよ
元気に朝から1面記事の写真が動き回り、見出しを歌う
そう、物理?的に
この世界は、4つの世界が織り交ざって成り立ってる
人間界
精霊界
神界
そして、魔法界
僕が住んでいるのは人間界
だけど、住んでいるのはただの人間でじゃないんだ
魔法を使う一族
魔法界には溢れるほどいる、だけど僕達は人間界に住んでいる
まぁ理由はのちのち…
「お母さん持ってきたよ」
「ありがとう」
そう言って受け取った手紙やらを眺めていたお母さんの顔が一瞬固まった
「レオナルド、
魔法界に行きなさいって言ったら
あなたはどう思う?」
「え?」
「あなた、今12歳よね
あのね、お母さんのお姉さんが魔法使いだったのは言ってあったでしょ?
それでお父さんも魔法界で働いてるのは知っているでしょう?」
「うん」
お母さんも、魔法使いではあったが魔法学者だったので少し違うってのも前に聞いた
「あなたにも、魔法を使えるのよ」
「うん」
「?、使えるのよ??」
「うん」
???がいっぱいのお母さん
うん、まぁ気が付いてたからなぁ…
なんなら無意識で使ったこともあったし…
「僕何回か無意識で使ってたよ?」
「えっ…あ、そう、なのね、
なら話は早いわ
お母さんたちが通ってた魔法学校からあなたに入学許可証がきたの
12になった子が対象で、来るかなとは思ってたから準備はしてあるわ
1週間で準備をして入学になるわ
あなた、魔法学校に通いたい?」
「もちろん!!!!!」
この日のことをまちわびていた!
早く!早く!魔法を学びたかった!
「許可証を貰っただけでは入学は出来ないの、まずは魔法院へ行って適正を見てもらったりしなきゃ行けないのよ、とりあえずまずそこへ行きましょう」
お母さんが言っていた魔法院に向かった
家からは近くのバスに乗って駅まで行きそこから電車を乗り継ぎ首都ケルングブルクにある、アランチャ魔法院に着いた
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