レール卿が闇商人として君臨するまで

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レール卿が闇商人として君臨するまで

00まえがき(文字数:580文字) ライトベル王国を過去を読み解くにあたり、建国から200年ごろに闇商人として君臨したレール卿の物語を外すことはできません。当時の王国は情勢は、統一戦争時代と内乱をおさめ平安が続いた時代でありました。 しかし、民間の生活をみるに、王国憲兵の武力による統治が主流であった為、安定さにかけた時代ともいえます。またこのころ、レテアニア軍による侵攻が開始され、再び戦乱の世となりつつあった時代でした。 ここで立ち上がったのがレール卿です。彼は、闇商人として悪名がたかい商人でありますが、当時は英雄視されていたことがあります。英雄であった彼が悪徳商人として現代に語り継がれる所以は、時代背景を今一度確認する必要があります。 彼の手段は、現代では到底認められぬものばかりでありますが、当時の国民たちを救い、現代の経済の基盤を作ったといっても過言ではありません。ゆえに彼は一部でダークヒーローとして人気が高いのでしょう。 この度、発見された書物は、途絶えてしまったレール卿の一族が守り続けた彼の屋敷から発見されたものです。レール卿本人が記したであろうその書物には、彼が闇商人として大成をなすまでの物語が綴られ、中には未だその正体がわからない首領ロッドハートの存在もあり、大変貴重な資料であると学会で注目されています。 尚、この文献の一般公開は、我がライトベル王国教会によるものです。
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