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 カイト達は家に戻り、テーブルにつき椅子に腰かけてのんびりくつろいでいた。 「今日はもう何も食べられないくらいお腹がいっぱいだよ。」 カイトはお腹をポンポンと叩いて、椅子に腰かけたままだらりと体から力を抜いて手足を放り出した。 「あらあら、あなた。大丈夫?今日はもう早く休んだらどうかしら?」 「お父さん。疲れてるのよ。早く寝てください。」 リオンの一言でカイトは仕方ないなぁと2階の寝室へ上がっていった。 カイトが、東さんが夕食を持ってきたらリオン達で食べていいと言っていたので、ありがたくいただいた。 「まあ美味しい。」 「わぁ、ほんと!おいしいわね、おかあさん。」 今日の夕食はポークビーンズとパンだった。 森の国で収穫されたオーガニック野菜や豚肉を使って、丁寧に作られている。さすが、(あるじ)の為の食事だった。 ミサコもリオンも食材の違いだけで、こんなにも力がみなぎってくるのかと感心した。 「さあ、明日は私達も仕事ね。そろそろ休みましょう。」 リオンとミサコは後片付けをして、寝室に上がっていった。 リオンはベッドにはいりながら、そういえば次の主について父親に質問していなかったことを思い出した。 ‘’ お父さんは父親がなくなったとたんに主としてこの国に連れ戻されたけれど、この次の主ってまさか私じゃないよね?  もしそうなら、私に話しているはずだし…。‘’ リオンは考えながら、いつのまにか眠っていた。
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