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祭りの準備と結婚式の準備をすることになり、リオン達は大騒ぎ。
リオン達は会社に無理をいって日曜日に休みをもらったり、結婚式の衣装を探したり、仕事もしながら準備した。
はでな衣装は用意せず、裾の長めなレースの白いワンピースに花冠のついた白いチュールのベールをワークランドで見つけてきた。
それにブーケは、北さんが花壇で育てた花達で、北さんの奥さんが作ってくれることになった。
日曜日に会社から休みをもらったリオン達。二人が結婚することになり家族だけで式をあげると社長に伝えると、翌日も有給をあげると言われた。
社長からの結婚のお祝いだと言うことだ。
社長にはワークランドで行う披露宴に、是非出席してほしいとお願いしている。
今年の太陽の祭りは丁度夏至に当たっていた。
これは昔と同じように、日の出の祭事と太陽の祭事と太陽の祭りを同じ日に行うことになる。
おまけに結婚式まであると言う、とてもめでたい日になった。
前日の土曜日から大忙しで、カイトは祭事の準備に追われ、リオンとミサコは結婚式の準備に追われ、村人達も太陽の祭りの準備に追われていた。
結婚式の後に新婚の二人は、リオンのワークランドの家で生活をすることになった。
その話が決まった時にカイトは少し寂しそうだったが、抜け道をとおればカイトの家に数秒で来られるので気を取り直したようだ。
「さあ、明日に備えてみんな早く寝ることにしよう。」
「お父さんお休みなさい。結婚しても私はお父さんの娘だからね。」
「ああ、リオン、わかってるよ。ゆっくりおやすみ。」
「あなたも早く休んでね。お休みなさい。」
「おやすみ。」
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