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世に言う
かなりのイケメンですね?
切れ長の瞳は、大き過ぎず小さ過ぎず
スッ通った鼻筋、薄い唇。
全体的に見た目がなんというか
そうだ!
シュッとしている。
それに街灯の明かりのもとで見た
彼の笑顔は
かなりイケテタ。
彼は
おもむろに
大きな手を伸ばしてきて
香織の頭をくしゃっと
してから
「じゃ、またな」
と笑った。
彼が
元来た道を戻っていく姿を
ただ見送りながら
香織は思った。
かーーっ、私ってばなんてバカっ!
きっちり家まで送ってもらえば良かったのに!
香織は
地団駄を踏んで
後悔していた。
しくったーーーっ。
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