1,コイキタ

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世に言う かなりのイケメンですね? 切れ長の瞳は、大き過ぎず小さ過ぎず スッ通った鼻筋、薄い唇。 全体的に見た目がなんというか そうだ! シュッとしている。 それに街灯の明かりのもとで見た 彼の笑顔は かなりイケテタ。 彼は おもむろに 大きな手を伸ばしてきて 香織の頭をくしゃっと してから 「じゃ、またな」 と笑った。 彼が 元来た道を戻っていく姿を ただ見送りながら 香織は思った。 かーーっ、私ってばなんてバカっ! きっちり家まで送ってもらえば良かったのに! 香織は 地団駄を踏んで 後悔していた。 しくったーーーっ。
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