【第一話:浦島太郎】

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【第一話:浦島太郎】

 亀を助けた浦島太郎は、竜宮城でおもてなしを受けました。  やがて彼は、故郷に帰りたくなってきます。  すると乙姫様は、彼に玉手箱を渡しました。 「絶対に開けてはなりません」  その言葉を添えて。  そして浦島太郎は故郷へ帰りました。  しかしそこは、もう何百年も経って変わり果てていたのです。  浦島太郎は酷く絶望しました。  ふと、玉手箱に目がいきます。  乙姫様の言葉を思い出しながらも、彼は玉手箱を開けてはしまいました。  ぼわん――。  忽ち、浦島太郎はおじいさんになってしまいます。
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