【第九十九話:赤い靴】

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【第九十九話:赤い靴】

 老婦人の葬儀に赤い靴で出向いてしまったカーレンは、死ぬまで踊り続けなければならない呪いをかけられてしまいました。  昼も夜も、彼女は踊り続けなければなりません。  この靴さえ脱げれば、この足さえなければ。  そう考えた彼女の所へ、首切り役人が通りかかりました。  彼女は足を切ってほしいと頼みました。  首切り役人は理由を知り、その頼みを受け入れました。
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