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「……な、何だこれは」
土の中から出て来たのは、大判小判ではなく――一体の白骨死体でした。
茫然とする意地悪なおじいさんの後ろで、シロが言いました。
「その人はね、前にもあんたとおんなじ事を考えていたのさ。あんまり乱暴で意地悪だから、大きく掘った穴に突き落としてやったんだ。そしたら、そうなった。……あんたに見せてやろうと思ったんだよ。これからおんなじ目に遭う、あんたにね」
【あとがき:シロも策士です。】
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