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◆◆◆◆◆
“山賊“たちに謹慎を命じ、その間周辺地域に混乱が起こらぬ様きちんと騎士を配備してから──。
ランディス・アランフォードと青の騎士団の面々は、用意した馬車にアスタルとエスメラルダを乗せ、その地を旅立った。
捕縛したオードギル伯爵とその部下たちを別働隊で先に城へ送り、ランディスとその他の面々はアスタルたっての希望でケレスの元へ立ち寄ってから城へ戻ることになったのだが──……。
「おお、アスタル様。
その晴れやかなお顔と青の騎士団の面々。
万事、上手く運んだ様でございますな」
とは、伝説の宰相、ケレス・ドーゼルだ。
オンボロの小さな家の前で機嫌よく出迎えてくれたケレスに、アスタルがパッと晴れやかな微笑みで返す。
「ええ。
じいが前もって現地の情報を伝えてくれていたおかげですわ。
一夜の宿やここに来るまでの馬車の手配まで。
本当に助かりました」
「いやいや、あれしきの事、何でもありませんわい。
また何かこのじいに出来る事があればいつでもお声をかけて下され。
次の機会を楽しみにしておりますぞ」
「まぁ、そうですわね!
またその時はお願い致しますわ」
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