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本当に何事もなく授業が終わり、放課後となった。この日は、朝以外は東條との接点はなかった。そして、
「さぁ、健二。待ったんだから、洗いざらい吐いてもらうからな。」
と匠にせっつかれるまで驚いたことに夢のことなどすっかり忘れていたのだ。
「なんのことだっけ?」
「とぼけるな。朝の静かな時間に浸るとか、早く来るのも悪くないとかキャラじゃないだろ。」
「わかったよ。帰りにマックでも寄ろう。そこで話すから。」
「お、奢りか?」
「なわけないだろ。行くぞ。」
「へいへーい。」
ってなわけで帰りがけにマックに立ち寄り、夢の話から朝のことまで一連のことを匠に話す。ちなみに匠は唯一俺が東條に気があることを話してある。そのせいで、終始ニヤニヤしながら聞かれた。
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