違和感

8/20
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
「へー、そうか。夢にまで東條が出てきて朝も話せて幸せってか。」 「いやいや、そんな夢じゃないんだって。マジでリアルすぎて焦ったんだから。」 「それで愛しの東條に居ても立っても居られなくなって会いに行ったと。」 「あぁ、もういい。こっちは真面目に話してるのにさ。」 と言ってハンバーガーに集中する。 「悪い、悪い。からかいすぎた。でも、夢でよかったじゃないか。」 「本当だよ。二度と見たくないわ。」 と言った後、いつものような雑談に流れていった。  16時過ぎには解散して、家に戻る。いつも通りこの後の『青春高校3年C組』を楽しむ。朝のこと以外は、本当に何事もなくこの日が終わる。  しかし、眠る際はまたあの夢を見るのではないかと不安で寝づらかった。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!