第六章 初めてのあとで

1/1
前へ
/23ページ
次へ

第六章 初めてのあとで

「これでハルカさんの初めては俺のものですね。」 コトが終わってアキヒトが 「重いからイイよ。」と 遠慮するハルカを無理やり腕まくらしながら言う。 ニヤニヤしていたその顔が憎めなくて、 ハルカはおかしくなった。 「ハルカちゃん初めてなのに感度が凄いんだから。 おじさん参っちゃったよ。」 「もうやだ!」 いつまでおじさんキャラでいく気か知らないが、 なんだか嫌いじゃなかった。 「おじさんすごいから開発されちゃった。」 ノッていると、 「ハルカちゃん、ごほうびのチューしてよ。」と言われる。 どこかで誰かに言われたセリフだと、 翔喜を思い出して吹き出した。 「どっかのアホなホストみたいやんか。」 と言いながらキスをする。 「ハルカさん、好き。」 「僕も好きや。」 二人はぎゅっと抱き合うと、そのまま眠りについた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加