第一章 初めてを俺と

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第一章 初めてを俺と

ハルカさんからの一連の告白は 想像していたよりも重かったが、 アキヒトはしっかりと受け止めた。 せめて俺はこの人を優しく抱きたい。 そう思ったアキヒトは ハルカさんをそっと抱きしめて、彼のまぶたの上にキスを落とす。 「ねえ、ハルカさん。初めてを俺とやり直しましょう。」 耳元で囁くと 「え?」とびっくりしたように返された。 「想像してください。ハルカさんは初めて男とベッドに入っています。」 アキヒトがハルカさんの耳たぶにキスをした。 「ハルカさんは何をするかは知っているけど、 まだHはした事がありません、と言うことで。」 と言うと、こんどは彼の首筋にキスをする。 ハルカさんのそこが弱い事は知っていた。 音にならない声が、唇からかすれるように聞こえてくる。 いい反応だった。 そのままゆっくりと胸元まで舌でなぞる。 「ああっ。」 「ここ、気持ちいいの?」 乳首を吸ったあと、甘噛みすると ハルカさんの肌に赤みが差した。綺麗だ。 「いい。気持ちいい。」 うわごとのように囁かれる。 とろんとした瞳と半開きの口元が色っぽかった。 そこをしばらくじっくりと責めたあとで、 唇に吸いつく。 舌が絡み合い、汗で髪が張り付く。 アキヒトは右手でハルカの屹立しているものを握ると ゆっくりとしごきあげた。 「ん、ああ。」 先端からあふれ出した液体が、 濡れた音を立てている。 ハルカさんの表情が淫らに変わっていった。 「えっちな音がしてる。」 耳元で囁くと、身体が反応する。 ハルカさんは真っ赤になった。 「やだ。」 「嫌なの?やめちゃう?」 ニヤリと笑う。 「ああ、やめちゃ嫌。」 ぎゅっとしがみつかれた。 “やばい。たまんねえ。” アキヒトは手でしごいていたそれを 口に咥えて、一気に責め立てる。 「ダメッ。」 止めるのを無視して続けると じきにハルカさんの全身がけいれんするように震え、 やがてアキヒトの口の中に放出した。
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