第一話

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そんなあれこれ考えていた時だった。 油断していた。 すっと、真っ暗になる。 え? ピカッと、白い閃光。 「うわぁっ!」 目の前が真っ白。目が開けられないくらい眩しい。 「えっ、なになに!?どうしたの!?」 びっくりし過ぎてよろける。 前に倒れ、机に足を引っ掛けた。 おでこに激痛が走る。 「だ、大丈夫!?血が出てるよ!?ねぇっ、――ってば、ねぇ――……」 彼女の声は遠ざかり、意識は白い光に呑み込まれていった。 ああ、僕ってかっこ悪いな……
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