素材クエスト?グドンとツインテール参上!!

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「仕方ない!!ムラマツ先生。 トキノさんの代わりに僕が臨時でグドンを指揮します。 トキノさんを頼みます!!」 「ああ、分かった!!頼む!!」 「トキノン、ベータカプセル借りるよ!! トラブル申請!! 主ブリーダー負傷により。 ブリーダー登録番号578885558が代理指揮を勤めます!! グドン行け!!反撃だっ!!」 グドンは余りダメージを、受けていないようだ。 さすが防御力には定評のあるグドン!! 直ぐ様立ち上がると、そのムチ状の腕を大きく振りかぶり…。 ツインテールへ向けて攻撃!! Σバシーーーーーーーン!! ムチ状のその腕が、ツインテールのボディへと当たりはしたがまるで効いていない。 仕方ない! 僕は高らかに叫び命令する!! 「グドン!必殺技ウィップラッシュだ!」 「グゥワォオオ~ーーーンン…」 僕の命令にグドンは応え、力をタメ…!! 次にその巨体を左右へ大きく揺らしつつ、ムチ状の腕を全力で振り回し…。 Σバシーーーーーーーン!! Σバシーーーーーーーン!! Σバシーーーーーーーン!! ツインテールへ向け連打!連打!連打!! 確実にツインテールに当たってはいるのだが、効いてる素振りがまるでない…。 ツインテールのお尻の辺りがプルプルと揺れてるだけだ。 あれっ?おかしいな?これってなんだか…。 トキノンのグドン…もの凄く弱くない!? 「トキノーーーーーーン!!!!!! 君!グドンをどうやって育ててたの!?」 Σ「……へっ!?えっ!?へっ?」 僕は思わず叫んでいた。 そしたらその叫びで思わず飛び起きるトキノン。 僕の疑問に答える。 「どっ!?どうやってって……………。 主にドッグフードとカッパえびせん食べさせて育ててたんだけど………。 ダメだった?」 ……ドッグフードって…。 ……カッパえびせんって…。 顔の見た目確かに犬ッポイけど…。 そりゃ弱いままのはずだよ…。 怪獣の成長や強化に絶対必要なカプセル栄養素が、まるで摂取されてないんだもの…。 ツインテールはコレ幸いにと、何度も何度もグドンへと飛びかかる。 グドンは身を屈め腕で顔を覆いガードしつつ何とか耐え忍ぶ。 あれじゃまるでイジメられてるみたい。 これ、グドンがツインテールを食べるどころか、逆にツインテールがグドンを食べる勢いだ。 このままでは押し負けてしまう。 「仕方ない!! ブリーダー認識番号578885558のサポート怪獣をサポーター枠で召喚!! 出でよ!!デスレムさん!!!!」 僕はデスレムさんをサポーター枠で召喚する事にした。 ベータカプセルの強い光と共に顕現するデスレムさん!! 「あっ!もう少し腰の辺りを強めに踏んで頂けますか?Σんっ?」(デスレムさん) Σ「んんっ!?」(僕) Σ「んんんっ!?」(デスレムさん) 寝そべったままで腰に按摩マッサージ店のバスタオルを乗せ顕現するデスレムさん。 そうだね…。この状況…。 アレだね…。 「何で私がボディケアしてる最中ばかり呼び出すんですか!?」 「ゴメン!!! けど緊急だったんだって!デスレムさん」 「お願い!私のグドンを助けて!! このままじゃ私のグドンが食べられちゃう!!」 トキノンに半泣きで頼まれ改めて冷静になるデスレムさん。 「なるほど…ツインテールにグドンですか…」 デスレムさんはツインテールに襲われているグドンを見て瞬時にこの状況を看破する。 「……ふむ……。 もしかして、繁殖期のツインテールにグドンが襲われ、負けかかってるんですか? 珍しいですね…」 「そうなの!!だからお願い!! 私のグドンを助けて!!」 トキノンはデスレムさんへお願いし、僕はベータカプセルのフラッシュで元の大きさへと戻す。 「全く、仕方ないですね。 秒で終わらせますよ…」 元の大きさへと戻ったデスレムさんはそう言うと…。 全速力でグドンの元へて助太刀に行く。 そして、大きな左手から炎を繰り出し、グドンへと飛びかかっているツインテールへと浴びせた。 Σゴゴゴゴゴゴゴゴォォ…… Σ「グァァァ~ン~」 油断していたのかマトモに喰らい鳴き声を上げながら倒れこむツインテール。 一撃でかなり弱ったようだ。 「今ですよ!グドンさん!! ホラっ!美味しいご飯が食べれますよ!」 デスレムさんのその掛け声で、ガードを解き気力を吹き返すグドン。 そして倒れているツインテールに対し、またもグドンの必殺技ウィップラッシュを叩き込む!! 「グゥワォオオ~ーーーンン…」 Σバシーーーーーーーン!! Σバシーーーーーーーン!! Σバシーーーーーーーン!! 自らを奮い立たせる雄叫びと共に、ムチ状の腕を何度も何度も叩き込むグドン!! なんかイジメられっ子が腕をブンブン振り回して反撃してるかのようだ。 その内の何発かはツインテールの顔面へと打ち込まれた。 コレがクリティカルとして効いたのだろう。 ツインテールは、その逆さ分度器のような座った瞳を静かに綴じて行くのだった。
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