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告白(ルージェ)
あの日からフェラルドはどんなに遅くなろうとも、ルージェの待つ家へと帰ってくるようになった。
出迎えもはじめの頃は緊張をした表情を浮かべていたフェラルドだったが、今では笑顔で応えてくれてくれるようになった。
そしてソファーへと並んで腰をおろし、ルージェの身体や肌の一部に触れるようになった。
フェラルドからのスキンシップが嬉しくて、彼が家へと帰らなかった日々が嘘のように幸せだ。
時々、帰ってくるのを待っているうちにソファーで寝てしまっている事があり、そんな時は自分を起こさぬようにとフェラルドが寝室へと運んでくれるのだ。
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