伴侶になったけれど(フェラルド)

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「あぁ、すまん、つい」  思わずしてしまった行為に照れて身を離すせば、嬉しそうに微笑むルージェがいる。  なんだかその姿を見ていたらフェラルドの心にほんわかと温かさを感じ。そういえばとマリーシャが言っていた事を実行してみようと思った。 「ルージェ、お茶を貰えるかな?」  とルージェに頼んでみれば、 「は、はい、今すぐにご用意いたします!」  頬を染めて嬉しそうな顔をするルージェは、まるでフェラルドに用事を頼まれたことが嬉しいといわんばかりで、マリーシャの言っていた通りで驚いてしまった。  緊張しているのか、少し早足で部屋の出入り口へと向かい。ドアが開ききぬ前に部屋を出ようとして肩にドアが当たる。 「痛いっ」  しゃがみ込むルージェに、 「大丈夫か」  と傍へと寄ってその手をとって立ち上がらせる。 「へ、平気です」  相当痛かったのだろう、うっすらと涙をためてフェラルドを見るルージェの、目の涙を指ですくう。 「肩を見せて貰うよ」  ソファーに座らせ、上着を脱がせて下着の肩ひもを解く。  真っ白な肌にがうっすらと赤くなっており、多少熱をもっている。
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