黄昏の君
11/21
読書設定
目次
前へ
/
23ページ
次へ
禁忌の扉の先に踏み込むべきか、踏み込まざるべきか。 暁は暫しの逡巡の末、禁を犯す決心に至った。 主の落とした宝飾を直ぐにでも届ける事が従順に勝る大忠と判じたのである。 そして、もしも咎めを受けるならば、それもまた致し方なきことと覚悟を決めた。 暁は飾留を丁重に拾い上げ、人の背丈を優に上回り、人の胴を二つ重ねた程の厚さを持つ扉の向こうに足を踏み入れた。
/
23ページ
最初のコメントを投稿しよう!
13人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
652(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!