『さよならドビュッシー』中山 七里 先生

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『さよならドビュッシー』中山 七里 先生

キャラクター(主人公) ★★★★★ キャラクター(サイド) ★★★★★★★ 共感度         ★★★★★ ストーリー       ★★★★★ ミステリー性      ★★★★★ 驚き          ★★★★★★★ 勉強になる表現・文章力 ★★★★★★★ 2019/7/7 私は語彙力が低く漢字も得意ではありません。にしても中山 七里 先生の作品は見たことのない単語や読めない漢字が多すぎる、、、 ページをめくるたびに、辞書の手書き機能で読み方や意味を調べました。 読みにくいというわけではなく、言葉や漢字の勉強になるので、今後も中山 七里 先生の作品は積極的に読もうと思います。 さて、ストーリーについてですが、最後のどんでん返しが圧巻で、一人で読んでいて思わず「え!?」と大声を出してしまいました。 冷静になって考えれば、『よくある斬新なトリック』で、話の導入部も、このトリックのための設定だったんだなーと思うのですが、それにまったく気づかせなかったのがサイドストーリー(逆境の中、主人公がピアノと向き合う)の魅力! 豊富な語彙で音楽が表現されるから、ピアノの強弱に合わせるように気持ちが高ぶったり緩やかになったりしながら読める読める! まだ大きな謎が解けていないことを忘れて小説の音楽に浸り、主人公を応援してしまいました。 映画はまだ見ていませんが、探偵役の岬 洋介が、ピアニストの清塚 信也さんにぴったりです。 シリーズ化されているので、絶対読破しようと思います!
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