Red(修正済)

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振り返ると 「お疲れ様です。」 そう言って中井君が立っていました。 (中井君!?) まさか、中井君に見られてたなんて。 私は速攻イヤホンを外しました。 「お、お疲れ様です…。」 (やだ…気持ち悪いって思われたかしら…。) 何だか気まずく感じます。 「それ!テイラースウィフトですよね!?」 そう言った中井君は目を輝かせていました。 「え、ええ…。」 思わず動揺して声が患ってしまいます…。 「櫻井さんもテイラー好きなんですね!」 少年のような目が眩しいです…! (本当は食堂であなたがテイラーを好きと知ったからなんだけど…。) 「さ、最近、と友達が教えてくれて。」 そう言って私は咄嗟に誤魔化しました。 (ああ…ごめんなさい。中井君…。)
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