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その時、中井君が隣に座りました。
(へ!?)
「あ、じゃあ櫻井さんこの曲知ってますー?」
そう言って彼はスマホを弄りイヤホンを接続し私の耳に装着してきました。
(こ、これはもしや!若いカップルがするイヤホン半分こーー!?
そ、そんな事よりち、近い!
)
中井君のスーツからフローラルの良い香りがします。
確かに良い曲です。
「ね!めちゃ良い曲でしょ!」
そう言って彼がこちらを振り向きました。
可愛いその笑顔に私はもう完全に落ちてしまいました。
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