本当に秘密選挙か?

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本当に秘密選挙か?

投票率が低いと嘆くならば、今の選挙制度も理想に近づけてほしい。 秘密選挙について思ったことを述べる。 (これは駄文であってメモ代わりに書いてあるので、読まれるとは思っていない文章だ。) 投票用紙に文字を書いて投票することは秘密選挙につながらないという疑問だ。 最近のIT技術を使えば筆跡が同じ不正な投票を見分けることもできるが、筆跡から個人を見分けることもできてしまう。 筆跡を判定するAIがいたとしよう。そのAIに自動的に投票用紙を文字認識させてみればどこのだれが書いたのかわかるようになりかねないか? SFのような話だが眼球にネットにつながるカメラを内蔵するようになったらどうだろうか。サイボーグのようなイメージだ。そんな人が選挙管理委員をしたり、投票したりする時代があり得るかもしれない。カメラ仕込みの人が意図しない状態で見た情報を盗まれるかもしれない。そうなれば視覚情報の秘密などない状態だろう。自筆で書くほうが秘密選挙に適さないなどといわれるようになってしまう。 (そう考えると自筆で投票することを決めている日本の法律はSFのようなサイボーグ人間を認めることはなさそうだ。その点は安心できる。カメラを内蔵した人がいるのは法律に違反しているようなものだ。民主主義で重要な選挙の敵になりうる。) AIでなくとも、筆跡を見分けるのに長けた人員を忍び込ませてだれが書いたかわかるようにすることはできるのだろう。規模の少ない村なら筆跡でわかるということはありえそう。 ” 投票の時はいつもと違う筆遣いで候補者名を書けばいい ”のかもしれない。意識しない人も多くいるだろう。投票所に定規でも持っていて直角に書けばよさそうである。 風のうわさで、定規を使っても力の入れ具合とかでも筆跡がわかるともいう。ならば自筆投票用紙はある特定の個人とその票を結びつけるものであって秘密でもなんでもないのだろうか。(違憲だろうか。) (そもそも紙に細工でもしておいたり、投票所の人が不正していればそれは崩れてしまうが、そこは信じておこう。紙で投票するということは手袋でもつけない限り指紋が残るのでそれが個人を特定する糸口になりかねない。) (秘密選挙を志向する民衆は手袋をつけて定規なりで候補者名を書かないといけない。) あるいは投票が終わった後の投票用紙を調べれば誰が投票したかわかるだろうか。投票場に来た人物の名簿と投票用紙に書かれた筆跡からだれがどの候補に投票したのかわかるようであれば、それは秘密選挙とは言えない。そうなれば投票に行くこともリスクであろう。 投票時に候補者のところへマークをするほうが良い。そのマークの仕方をぬり潰しマークなりにしてもらう。そうして独特な、その場限りのマークになれば、過剰に投票箱に不正な票が押し込まれることがないようにしてもらうのも必要だ。(マークの仕方で癖は出そうであるが、その選挙の階ごとに投票者は塗りつぶし方をランダムで変えればいい。) 一見、民主主義的な選挙を行っていても、その選挙制度に穴があれば、独裁体制を許してしまう。筆者は投票を棄権することに共感する。 ただのマークシートでは、某国のように選挙管理委員が紙に丸を付けまくって不法に票を入れるかもしれないが、少し大きな面積を塗りつぶす方式ならどうだろう。その作業に要する労働力が選挙管理委員による不正投票を防止できるだろうか。
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