アンナ・マリア・ロッソに捧ぐ‥

THE 持ってる女

さて、そんな
アンナマリアの生い立ちを語っていこう。

彼女は南イタリアの小さな田舎町の出身で、
代々、ピッツア職人を踏襲する家柄に生まれた。
毎日注ぎ足すこと100有余年を誇る、
秘伝のピザソースを受け継いだ父は、
ソースの管理については日夜、頭を悩ませていた。
アンナマリア曰く、
「そんな、世紀末☆発酵系ソースの
思いもかけない健康&美肌 効果の恩恵によって
今の私が在るのだと思う。」

小さい頃の思い出、その1。
その小さな町は三軒おきに
ピッツア専門店が並ぶ、有数の激戦区だったから
どうにもこうにも、
需要と供給のバランスが取れずに結果、
来る日も来る日も、家族の食卓には
ピザが並んだっけ‥。

もちろんダブるチーズの上をいく、
トリプるチーズがお約束！
はみ出るチーズはオーブンの中で、
餃子におけるビジュアルかつ臨場感を司る、
羽根の如く、パリパリの食感を呼び、
負けず嫌いの私の大好物だった‥。

負けず嫌いと、パリパリ食感の関係性については
現在では医学的に認められているはずよ！
モチモチ食感とエロスの関係性についてもね！
まあ、そんなわけで
世紀末☆発酵系ソースが美肌効果を
カルシウムの王様☆はみ出るチーズが
168㎝、Ｆカップの彼女ご自慢のボディを
育んだってわけである。

思い出、その２。
それは、ある日のことだった‥。
秘伝のソース同様、ピッツァ職人の命とも言える
焼き窯に突如、異変が起こった。
「これじゃ明日からピッツァが焼けないよう〜」

パパ曰く、「窯に‥窯に誰かが細工しやがった！」