緋炎の武将
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ピシッ、ピシリッ、ピシッ… 火月が恐る恐る顔を上げると、忠度は瞑目していた。 忠度の全身から、ゆらゆらと赤い炎が立ち昇る。 次第に、周囲が炎の神気に包まれた。 ピシッ、ピシッ…… 忠度の全身を取り巻いていた神気が、一気に天を貫いた。
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