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[ ドナルド ]や[ ペナルド ]の家に関連したことだが、
部屋が三つつながっている建物が、縦3連の家か、それとも横3連の家かは、内装を見なければわからないと思う。
部屋の数が3つだ。それが連なっている。縦3連の場合は、真ん中の部屋の前後に部屋があるということで、
横3連の場合は、真ん中の部屋の左右に部屋があるということになる。
日本の現代の学校の校舎は、部屋が、縦並びになっている。それは、黒板が、部屋が続くほうの壁にあるからだ。
日本の現代の学校の校舎の、ガラスがある壁のほうではない。
( 古代の建物の場合、廊下がない。そして、部屋と部屋がつながっている。あるいは、廊下の代わりにベランダがあるかもしれない。
その場合は、部屋と部屋がつながっている場合と、つながっていない場合の両方が考えられる。)
もし、日本の現代の学校の校舎で、黒板を、壁から、どちらかのガラス窓があるほうに移動したら、横3連の建物になる。
古代の建物の場合、内装のキーポイントとなるものは、おそらく、椅子だ。
領主の屋敷で、内装のキーポイントとなるものは、領主の椅子、つまり、玉座だ。玉座の向きが、縦3連か横3連かを決める。
玉座は、しっかりした木材、あるいは石材で作られる。それは、とても重くなる。だから、玉座の向きは、そう簡単には変わらない。
だが、変えようと思えば変えられる。部屋の模様替えで、縦並びか横並びか変わる。
普通に考えると、玉座のある部屋は、端の部屋だ。その逆の端の部屋が入り口になる。
でも、庶民が出入りすることを考えると、真ん中の部屋に玉座を置き、玉座が向いているほうの続きの部屋を入り口として、玉座の裏にある部屋を奥方の部屋や後宮とする考え方もあると思う。
[ ドナルド ]や[ ロナルド ]の家は、玉座が端の部屋にあったと思う。
[ ペナルド ]の屋敷は、玉座の向きが変化した可能性がある。外の景色や庭を見るためだろうか。
昔、大昔は、家の中で、火を焚かなかった。そして、火を炊かなかった。炊事は、家の外でしていた。
その理由は、煙だ。煙で死んでしまう。まあ、その前に、外に逃げるのだが。
( 洞窟の中で火を焚くことも、同じようになる。だから、煙が外に出るような洞窟でなければならないが、
それがわかっていたなら、煙が外に出る家を作るはずで、発掘された大昔の家は、外で炊事をしていたので、洞窟に住んでいた時も、洞窟の外で炊事をしていたはずだ。
結論としては、洞窟の中で火を焚くのはあり得ない。)
家の天井に、ちょっと穴が空いている程度では、家の中が煙だらけになる。だから、大きな穴を空けなければならない。
( 天井が高い家で、煙が逃げるような構造の屋根ならば、一階にいれば煙に巻かれて死ぬことはない。
そして、天井が高くても二階に住めない。)
大昔の家は、煙突という発想がなかった。だから、炊事は家の外でしていた。( これは、大きな石材を組み合わせて造る家だ。だから、煙突の発想があったとしても造るのは難しい。そして、石材の家でも煙突が造れるようになる。)
( 発掘されるものは建物の基礎だけがほとんどだ。そこから上部を想像する。それで、炊事の痕跡が基礎の外側にあるから煙突はないと想定している。)
煙突は、家の壁に付けるか、壁の中に作るものだ。その場合、炉は壁の側になる。
だが、[ ペナルド ]の家や、ペナルド式の家では、炉が部屋の真ん中にあった。だから、その炉に煙突は付いていない。
ということは、屋根がなかったか、金属製の煙突と、煙を集める、炉の上にかぶせる漏斗を逆さにしたようなものがあったのかもしれない。( あるいは、炭を使ったか。)
[ ペナルド ]がいたところは、雨が多いので、屋根はあったはずだ。
それで、玉座を、部屋が続くほうの壁から、その直角に隣り合った壁のほうに移動したということは、窓があったのかもしれない。
その場所は、寒い地域だ。大きな窓に、ガラスがはめ込まれていたのかもしれない。( 大きな窓に何もはめ込まれてなく、部屋の真ん中の炉から出た煙を逃がすのは、燃料が続かないと思う。)
大昔のことだと考えると、ガラス窓は無く、壁に穴が空いている窓で、昼間は開け、夜や冬の昼間は、木の板で穴を塞いでいたのだろうか。
そして、天井を高くしているけれど二階は無く、屋根に穴が空いているのだけれど、その穴の上にも屋根があるという、二重の構造だろうか。あるいは、屋根に隙間をつけ煙を逃がしているのだろうか。
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