この気持ちは、きっとまだ恋じゃない

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ギャハハッ――… 美衣に声をかけようとした時、下品な笑い声が響いた。 そのほうを見ると、大学生くらいの男達が騒いでいた。 「お、ラッキー!パンツ丸見えじゃーん♪いいね、白!」 「お前、オヤジ入ってんぞ。あははっ」 「パンツは白だろ、普通」 「いやいや、黒もいいぞ?セクシーな感じするじゃん?」 美衣のパンツを覗きながら、楽しそうに歩いていく彼ら。 笑い声を上げながら、パンツ談義を始めてしまう始末。 酔っ払ってるからか、なんだか異様な盛り上がりを見せる。 美衣は気にすることもなく、相変わらずの体勢のまま。 いったいなにを考えているのか。 いったいなにを抱えているのか。 俺にはなにもわからなくて、わからないからこそ守りたいとも思った。
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