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まったく、その通りだったからだ。
「じゃあ、女の子にモテるのは?」
「自分だけ見て欲しいから。ねえ、素直に陽色の事好きだって言っちゃいなよ。」
裾を押し引きしている優愛に伝えたい。
私は、恋というモノが、全く解らなかったって事?
これが、相手を好きだって言う、気持ちなの?
これが、恋だって言うの!?
その時だった。
「あれ?陽色。」
ふと後ろを振り向いた私は、驚きを隠せなかった。
そこには、赤い顔をした上野陽色がいたからだ。
「な、な、なんでここにあんたが!」
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