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第2章 噂の彼女
上野陽色は、とにかくモテる。
特に女子からは、ものすごくモテる。
そんなあいつを見ると、イライラしてくる。
その中でも、一人特別な女子がいて、上野陽色と付き合っているんじゃないかって、噂にもなっている。
同級生の中兼朝菜だ。
「陽色。今度どっか遊びに行こうよ。」
「いいよ。どこに行く?」
「シーパラダイスとか、よくない?」
「OK。何人か連れて行く。」
「もう、二人だけで行きたいよ。」
「ええ?」
もう!廊下でそんな話しないでよ!って思う。
しかも、女心を解っていない!
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