―プロローグ― 唐突に終わる日常

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さて、何となく辺りを見渡す。 目を覚まそうと、昨日読んでいた小説を思い返しながら、過去に読んだ小説と比べた。 いや、眠くなりそうだから逆にどうでも良いことを考えることにしよう。 例えば…自己紹介するとしたらどんなのがいいか…とか。 本当に今更だし、本当にどうでも良いけど何となく思い付くことを並べようか。 僕の名前は三上連。 読みはみかみ れんと読むんだけど、この際読み方は、クラスメート全員に個別に配られてる名簿を見ればわかる。 んで、好きなことはゲームと小説。 小説は書く方じゃなくて、読む方限定。 …以上。 え?短い? それじゃあ目の前にいる幼馴染の紹介でもしとくか? 辻川彩。 なんか幼稚園くらいから隣にいるなーと感じてはいたが、小学校から凄い接近してきた。 それからは結構豪快に絡んできたり、急に話が盛り上がったときに顔が近いと言ったら急に顔を真っ赤にするとか、とても騒がしいやつだ。
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