―プロローグ― 唐突に終わる日常

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「加護といっても、お主はあくまで霊魂。 形のない存在だが、スキルで具現化はできるし、素の力の隠蔽も可能。 加えて他人の能力を見れるようにもしておこうではないか。 その方が色々と面白そうじゃからの。 というわけで、早速受けとれ!」 彼女が両手でポンと手を叩くと、急激に僕の体が重くなった。 感覚が…現実が…存在が戻っていく…! そしてふと、地面に。 「ほれ。 これで話せもするし、歩くこともできる。 ついでにじゃが、他の存在に乗り移ることもできる。 早速、ステータスオープンとでも言うてみい。」 「す、ステータスオープン」 そう、僕は呟くように
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