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「加護といっても、お主はあくまで霊魂。
形のない存在だが、スキルで具現化はできるし、素の力の隠蔽も可能。
加えて他人の能力を見れるようにもしておこうではないか。
その方が色々と面白そうじゃからの。
というわけで、早速受けとれ!」
彼女が両手でポンと手を叩くと、急激に僕の体が重くなった。
感覚が…現実が…存在が戻っていく…!
そしてふと、地面に立った。
「ほれ。
これで話せもするし、歩くこともできる。
ついでにじゃが、他の存在に乗り移ることもできる。
早速、ステータスオープンとでも言うてみい。」
「す、ステータスオープン」
そう、僕は呟くように言った。
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