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だが殺し合いの合図など出されても動く者なのどいなかった。それもそのはず。何故なら1度も戦ったことのない人々がいきなりできるはずないからだ。
「そんなのやるわけないだろ。」
「そうだそうだ!」
一斉にわめき出した。
「これは命令だ。意見など聞かない。」
そう言うとフードの男の姿がだんだんと変わっていった。その姿はまるでチーターのようだ。
ソウルにも大きく分けて3つ種類がある。達也達のような自然を扱える『ネーチャー』、動物の姿になれる『アニマル』、さらに人の何倍もの力が使えるようになる『スーパーマン』の3種類である。
「アニマルのソウルか。」
賢の横にいた女性がそう呟いた。そして彼女は賢が見ていたことに近づき話しかけて来た。
「君、さっきは凄かったね!素人なのにあそこまで質問できるなんて思わなかったよ!」
「そりゃどうも。」
このタイミングで褒められるとは思わなかったので驚いてしまったがそれ以上言うこともなかった。
「そんな君にお願いがあるの。私が彼に攻撃を仕掛ける。その間にみんなを避難させて欲しいの。」
「本気で言ってんの?すぐ殺されるに決まってんだろ。」
聞かれないよう小声で話していたのだが少々熱くなってしまったので声が大きくなってしまった。
「任せてよ!私はGuardianの人間だからあんな奴に負けないよ!」
そう言うと彼女は来ていたマントを脱ぎGuardianの制服に変わった。
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