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「エアースプラッシュ!」
攻撃を仕掛けても完全体になったフードの男は連の攻撃を避け続け近くまで迫って来た。
(完全体。厄介だな。動きがまるで本物のチーター見たいになって攻撃が当たらねぇ。)
そう思った連は次の攻撃を仕掛ける。
「エアーホール!」
この技は風が吹く穴を発生させそこに吸収させると言う拘束向きの技。あまり連が戦いで使用することはない技に沙羅は少し戸惑いを感じた。
(なんでその技を?別に拘束はミッションに入ってないし、殺せばいいはず。連は何をやろうとしてるの?)
それはまたフードの男も同じことを思っていた。
(この技、攻撃力に欠ける。つまり拘束するために使用する技なんじゃないのか?攻撃が当たんねぇからってやけになったのか?)
そのフードの男の迷いを見破った連は不気味に微笑んで勝ちを確信した。
「俺が無意味にこんな技を使うかよ!これはな今からする技の為に必要だったんだよ!」
そう言うと巨大な竜巻が後ろで発生しているのにフードの男と沙羅は気づいた。
「な!まさか、これを起こすためにわざと!」
「そうさ、ハリケーンこの技を使うためにはちょっと洞窟内では風が足りない。ならどうすればいいか?自分で起こせばいい。その為の技だったのさ。さあ、死ぬ覚悟は出来たか?」
「ち、ちくしょー!」
そう叫び誰もが連の勝ちだと思ったその時
「沙羅さん!」
賢が来てしまった。
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