1 瀕死、そして出会い

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「俺は、ユウト。あんたは?」 女はすぐに答えた。そりゃそうか、ただの人間だもんな。 「私は栗原 みさとです」 うん。みさとか。 「じゃ、血も頂けたし、俺、かえる」 そう言って立ち去ろうとした時、思い出した。 「…俺、家ないんだった」
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