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・読み方
ここからは、評論、エッセイを読むことを前提としてお話しします。
なぜなら、小説の場合はこの「読み飛ばし」の難易度が一気に上がってしまうからです。小説に比べ、評論は読み飛ばすことによって内容が全くつかめなくなる、という危険性は圧倒的に少なく、私の場合、この方法を使えば読了まで20分程しかかかりません!
それではさっそく、手順を説明しますね。
【1】「はじめに」を読む
「はじめに」は飛ばされやすい箇所ですが、絶対に読むことをお勧めします。
ここには、作者が今の社会に対して抱えている問題意識や、おおよその考え、本に書いてある重要な要素、などが集約されているので、本のポイントを掴む上で重要な箇所となります。
【2】「おわりに」を読む
え?本文より先に読むの??と思われるかもしれませんが、先に「おわりに」を読むことで、筆者がその本を通して一番伝えたかったことは何か、を掴みやすくすることができます。
先に、「おわりに」を読み、筆者の主張を掴むことで、感想文を書くために本文中で拾うべき内容がどこか、わかりやすくなるのです。
【3】目次を見る
「おわりに」を読んだあとは、目次を見ます。そして、目次に書かれている章題に目を通し、筆者の主張の裏付けとなっていそうなところ、自分の興味が湧くところを拾い、その章のページに付箋をつけておきます。
【4】本文を読む
先ほど付箋をつけたところから順番に本文を読み、その中でも特に自分の心に響いた言葉、筆者の主張につながっている文、などに印をつけたり、メモをしたりします。
このタイミングで印をつけたところが、読書感想文を書くうえで重要なカギとなります。印をつけながら、「自分もこの筆者の言ってることわかるな」「自分も似た体験したことある」などなど、いろいろな感情を呼び起こして感想文を書く際のヒントを頭の中に作りましょう!
時間に余裕がある場合は、目次を見て付箋をつけたところ以外(本文全体)を読破するようにしてくださいね。
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