時の記念日

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『里桜、もし不安ならプロに聞いてみたら?』 『プロ...?』 不思議そうに考えていた里桜は 〝パッ〟と顔が明るくなり笑顔で 『そうだね!ドレスを決めるときもアドバイスしてもらったし...。聞いてみる!』 そう言うと早速、ユミへ連絡をしていた。 ユミが当日に来ることを知らない里桜は 衣装を決めるとき、何が良いか相談をしていた。 和装も角隠しが良いか綿帽子が良いか、 それとも和装でもヘアアレンジが良いのか... ユミは里桜に似合うであろう、衣装やヘアアレンジを里桜の好みを考えつつ話してくれて、里桜は知らず知らずのうちに当日の打ち合わせをユミとしていたんだ。 里桜の髪が短くなった為に ユミの準備も変わるとダメだから ユミに現状が伝わるように 里桜から連絡をするように誘導。 里桜は喜んでビデオ通話をして 何度もクルッと回って髪型を見せていた。 ユミは最初顔が引きつっていたが 髪を切った理由を聞いて、そこからは ずっとベタ褒めし里桜の気持ちを明るく 元気にしてくれた。 ありがたかった... 俺とユミに似合うと褒められた里桜は 最初の不安そうな表情が消えて笑顔を見せる。 『なんだか... 首がスースーして落ち着かない。』 里桜を後ろから抱き締め 首からうなじへとキスをしていった。 くすぐったいと笑う里桜。 『里桜、すげぇ綺麗だ。 ショートも良いな...。なんだか... エロいし...』 里桜は〝えっ…?もうっ、やめてよ.. .〟 と恥ずかしそうに呟いたーー。
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