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シュウジは今は東京にいて
何か忙しくしているらしかった。
パーティー会場に沖縄で撮った写真を飾り
挙式の映像を流す為にデータを持っている
シュウジへ連絡をすると
〝俺が行って全部やる。〟
そう言ってくれて
あとは会場の人とやり取りをしてくれた。
そして...
お義父さんとカイトにも紹介する。
『里桜さんのお父さんですね!
良く... 覚えています。里桜さんが小学1年生の時、毎朝一緒に学校に行っていた、川島シュウジです。ご無沙汰してます!』
『あぁ、君が...。まさか、あの時の少年が川島君の弟だなんて...、本当に驚いたよ。世の中狭いね。こんな立派な大人になって... 』
お義父さんには前に軽く
里桜から話していて、すごく驚いたという。
『とんでもないです。あの頃...、里桜さんは本当に無邪気で可愛くて、お父さんが大好き〜って体中から溢れていて...すごく羨ましかったのを覚えてます。』
『なんだか恥ずかしいけど、当時は里桜がお世話になりました、ありがとう。』
シュウジへ頭を下げるお義父さん。
俺の弟のシュウジが昔...
6年生の時、里桜が1年生で縦割り班が
一緒の二人は手を繋いで小学校まで通っていた。
なんだか、少し妬けるけど
すごい縁を感じて
思い出した時は本当に鳥肌がたった。
里桜とはこんな風に不思議な
奇跡みたいな出来事が沢山あったな...
そんなことを考えていると
『川島様、新婦様のご準備が出来ました。』
『ありがとうございます。』
そこで、まずは俺だけ里桜のところへーー。
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