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そのあとはユミが里桜の化粧を直して
お義父さんと里桜。
お義父さんとカイトと里桜。
そして、俺も一緒に4人で撮り
外での撮影と色打ち掛け、ドレスへと進む。
里桜のカラードレスは
とても似合っていて可愛い過ぎた。
里桜は何を着ても何をしても
何を言っても… 俺が褒めるから
ホントかどうかわからない!って言う。
その少し膨れて笑いながら
怒る仕草も何もかもが愛おしい。
『なんか…、新鮮っ。二人の日常を垣間見た!
里桜は二人でいる時そんな感じなんだね?』
んっ?
里桜も不思議そうに見ている。
『だって、何だかんだ言って…
先生は里桜に対して好きって気持ちがダダ漏れだけど、里桜はどうしても他の人の前では生徒感が抜けてなかったでしょ?』
はっ?!
ダダ漏れって…
まぁ、それは...
そうだろう仕方がない。
でも、確かに… ユミの言う通りかも。
サキ達やユミやカズの前では
昔からの生徒感が里桜から出てるな。
二人でいる時も最近やっと
素で甘えるようになってきたと思う。
『えっ…、そうかな?
ずっと何年も…先生だったからね...。』
『ふふっ、そうだよね〜。まさか…
先生と里桜が結婚なんて、あの高一の春に初めて会った時は想像もしなかったもん!』
三人でそんな話をしながら
ドレスでの撮影も無事に終わり
里桜が
『あっ、紘… アヤカさんのお店なんだけど…、ユミとパパとカイトも一緒に行けるかな?アヤカさんに連絡しないと…』
『ははっ、大丈夫だよ。
みんな一緒でお願いしてるから、安心して?』
ホッとしている里桜に
〝そうだよ、
里桜の大好きな人みんな一緒だから… 〟
心の中でそう呟いたーー。
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